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【専門訴訟講座5】不動産関係訴訟〔第2版〕
澤野順彦・齋藤 隆・岸日出夫 編
2024年12月01日発行(11月08日発売) A5判・950頁
ISBN:9784865565874
価格 : 税込9,680
円(税抜:8,800
円)
不動産関係訴訟をめぐる法理・実務・要件事実を研究者・実務家・裁判官が詳説!
本書の特色と狙い
紛争解決の底流にある理論、相談から訴状作成、立証までの実務、要件事実と裁判について1冊に織り込み、紛争解決のための思考と知識を網羅!
初版(2010年)以降の社会・経済情勢の変化は大きく、民法(債権法)改正や財産管理制度、共有制度、相隣関係規定、相続制度など多くの法改正や判例理論の変遷を反映した最新版!
[第1部:法理編]では、手付、二重譲渡、契約不適合責任、危険負担、明渡し、立退料、通行権、賃料増減額請求、仲介業ほか不動産をめぐる豊富な法的論点について、深化を重ね専門としている研究者が、紛争の中に活きる理論を解説し、新たな形での「理論と実務の架橋」を実現!
[第2部:実務編]では、弁護士・裁判官等実務家を中心に、売買、借地・借家、マンション、保全、相隣関係、競売等紛争類型ごとに実務上の留意点を明示!
[第3部:要件事実と裁判編]では、代金、明渡し・引渡し、境界確定、賃料増減、共有物分割、借地非訟等訴訟類型ごとに、要件事実の解析と紛争解決の指針を解説!
研究者・裁判官・弁護士・司法書士・不動産にかかわる方、法科大学院生に必読の1冊!
編集担当者から一言
初版を購入した方から数多く寄せられた声にお応えした待望の改訂版です。
旧版の発刊から13年ぶりの改訂ということで、法改正に対応しつつ判例理論を更新するなど内容を大きく更新しました。本書が不動産紛争を解決するための一助となれれば、幸いです。
本書の主要内容
第1部 不動産関係訴訟の法理
第1章 不動産売買契約の成立時期
第2章 契約締結準備段階における当事者の責任
第3章 手付と解約
第4章 登記なしに対抗できる物権変動
第5章 不動産取引と契約不適合責任
第6章 不動産の二重譲渡
第7章 危険負担
第8章 付随義務の不履行と解除
第9章 抵当権に基づく明渡請求
第10章 通行権
第11章 賃料増減請求
第12章 正当事由と立退料
第13章 敷地利用権なき区分所有権
第14章 区分所有建物の不法利用者等の廃除
第15章 不動産仲介業者の注意義務
第16章 不動産仲介業者の報酬
第2部 不動産関係訴訟の実務
第1章 不動産関係訴訟と実務上の問題点
第2章 不動産売買関係訴訟と実務上の問題点
第3章 借地関係訴訟と実務上の問題点
第4章 借家関係訴訟と実務上の問題点
第5章 マンション関係訴訟と実務上の問題点
第6章 不動産保全関係訴訟と実務上の問題点
第7章 建築関係訴訟と実務上の問題点
第8章 相隣関係訴訟と実務上の問題点
第9章 不動産競売関係訴訟と実務上の問題点
第3部 不動産関係訴訟の要件事実と裁判
第1章 総 説
第2章 代金等請求訴訟
第3章 明渡・引渡請求訴訟
第4章 境界確定・土地所有権確認請求訴訟
第5章 賃料増減額確認請求訴訟
第6章 共有物分割請求訴訟
第7章 借地非訟手続