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こころをつかむ臨床家事調停学―当事者の視点に立った家事調停の技法―

飯田邦男 著

2009年08月17日発行 A5判・400頁

ISBN:9784896285550

価格 : 税込3,630 円(税抜:3,300 円)

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家事調停の技法と基本知識・理論が身につく!

本書の特色と狙い

好評の『こころを読む 実践家事調停学』で提唱した家事調停技法をさらに発展させ、当事者の立場に立った家事調停を実現する技術の向上をめざす意欲作!
対立する当事者の主張から、事実を見きわめるための技法を体系立てて整理したものを「家事調停学」と名づけ、特に本書では「臨床」をキーワードとして、医師と患者が一対一の関係で診療・治療を行うように、家事調停の現場でも、調停委員が、当事者の気持ちや心情をよく理解したうえで調停に取り組むことの重要性を説く!
調停の場で、親身に当事者の悩みや苦しみを聴き、問題点や事実を理解・吟味したうえでの判断を通して、当事者の同意・受け入れに向かう調停技法を、具体的・実際的な事例やトレーニング問題から学べる! 調停以外の各種ADRでも応用可能な技法!
家事調停委員・家庭裁判所関係者はもとより、弁護士・司法書士等の法律実務家、法テラスや各種相談・ADR関係者、DVや児童・高齢者虐待問題等に取り組む相談員・社会福祉士、企業・学校のカウンセリング担当者の方々にも最適な実践書!
 

本書の主要内容

第1部 臨床家事調停学の視点
 第1章 ADRと臨床の時代
 第2章 家事調停事件とはどういうものか
 第3章 家事調停の当事者と家事調停委員
 第4章 調停という「場」
 第5章 調停における「話合い」
第2部 臨床家事調停学の基礎技術
 第1章 記録の読み方
 第2章 話の聞き方
 第3章 話をどうとらえていくか
 第4章 傾 聴
 第5章 当事者との良好な関係の形成
 第6章 質問と話のやりとり
第3部 臨床家事調停学の実践技術
 第1章 「事実」のとらえ方
 第2章 話のとらえ方
 第3章 ケースのとらえ方
 第4章 問題のとらえ方
 第5章 問題の解決
 第6章 説得する
 第7章 調停委員の課題
第4部 人事調停――家事調停に至る道
 第1章 「日本型解決法」のルーツをさぐる
 第2章 「わが国古来の醇風美俗」とは何か
 第3章 「人事調停」の創設
第5部 現代の家事調停事件の性格とその解決
 第1章 複雑困難な事件
 第2章 現代型家事調停事件
 第3章 「現代型家事調停事件」の解決とその検討
 第4章 臨床家事調停学の解決技法と解決理論
 第5章 「調停のプロ」をめざして