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民事執行における「子の引渡し」

園尾隆司(東京高等裁判所) 監修・杉山初江(横浜地方裁判所) 著

2010年03月08日発行 A5判・322頁

ISBN:9784896285956

価格 : 税込3,520 円(税抜:3,200 円)

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「子の引渡し」執行を実例を踏まえて実務の視点から総合的に論究!

本書の特色と狙い

執行実務に携わってきた著者が、別居中の夫婦や離婚した夫婦間で起こされる子の監護権をめぐる「子の引渡し」事件に関して、債務名義となる裁判例等とその履行に関する理論と問題点についての整理を進めつつ、子の福祉を考えたあるべき制度論を考察・提言する総合的研究書!
「子の引渡し」の直接強制の現実を、現場の執行官や家庭裁判所調査官に対するインタビューや座談会により丁寧かつ詳細に紹介!
ドイツ・フランス・アメリカにおける「子の引渡し」に関する法律や現実の引渡方法を紹介するとともに、国内における民事執行法以外の強制力をもつ法制度を検証し、立法的手当ても含めた「子の引渡し」に関する将来像を展望!
「子の引渡し」執行に携わる執行官や裁判官、家庭裁判所調査官等の裁判所関係者はもちろん、弁護士、研究者にとっても実情を把握・理解するための必携書!
 

本書の主要内容

序 章 テーマの動機とアプローチの 方法
第1章 「子の引渡し」問題の発生と 裁判
第2章 「子の引渡し」の履行に関する理論と問題点
第3章 「子の引渡し」の強制執行の 現実
第4章 他国の「子の引渡し」についての対応
第5章 民事執行法以外の民事事件における強制力をもつ国内法
第6章 子の福祉を考えた「子の引渡し」はどうあるべきか
終 章 「子の引渡し」の目的を達成するために