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イギリス2005年意思能力法・行動指針

(監訳・解題)新井誠  (翻訳)紺野包子

2009年11月13日発行 B5判・306頁

ISBN:9784896285680

価格 : 税込3,410 円(税抜:3,100 円)

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画期的なイギリス意思能力法および行動指針の全文を紹介したわが国唯一の書!

本書の特色と狙い

2005年に成立し、2007年に施行されたイギリス意思能力法Mental Capacity Act と、施行に際し実務上の指針を示す行動指針 Code of Practice の全文を翻訳し、わが国における成年後見の制度・運用のさらなる改善へ向けた指針を示す!
 

本書の主要内容

第1章 2005年意思能力法とはどういうものですか?
第2章 諸原則とはどのようなものですか? そしてどのように実際に適用すべきですか?
第3章 意思決定をするにあたって本人はどのような支援を受けられますか? 
第4章 本法は意思決定能力をどのように定義していますか? 能力はそもそもどのように判定されるべきですか?
 ・意思能力とは何ですか?
 ・本法は「無能力」をどう定義していますか?
 ・能力の判定基準とはどのようなものですか?
第5章 本法のいう最善の利益とはなんですか?
 ・本人の最善の利益を見極める時に考慮すべきことはなんですか?
 ・本人を最善の利益の判断にどう参加させたらよいですか?
 ・本人の要望、感情、信念、価値観は最善の利益の判断にどう関わりますか?
第6章 介護・医療の提供者に本法はどのような保護を用意していますか?
第7章 永続的代理権について本法はどう規定していますか?
 ・永続的代理権(LPA)とはどういうものですか?  ・永続的代理権(LPA)代理人はどういった意思決定を行えるのですか?
 ・本法は代理権の濫用から本人をどのように保護していますか?
第8章 保護裁判所及び裁判所任命の法定代理人の役割はどのようなものですか?
 ・保護裁判所とはどういうものですか?
 ・保護裁判所はどのような権限を有していますか?
 ・法定代理人を監督する責任を有するのは誰ですか?
第9章 治療を拒否する事前の意思決定について本法はどのように規定していますか?
 ・治療を拒否する事前の意思決定はどのように行いますか?
 ・生命維持措置を拒否する事前の意思決定にはどのような規定が適用されますか?
第10章 独立意思能力代弁人(IMCA)制度とはどういうものですか?
第11章 能力を欠く人を関与させる研究プロジェクトに本法はどのような影響を与えていますか?
第12章 本法と未成年者との関係はどのようなものですか?
第13章 本法と1983年精神保健法(MHA)との関係はどうなっていますか?
 ・MHAに基づいて強制収容できるのはどのような場合ですか?
 ・MHAに基づく後見下にある人とMCAとの関係はどうなりますか?
 ・MHAと治療を拒否する事前の意思決定との関係はどうなりますか?
第14章 能力を欠く人のためにどのような保護が用意されていますか?
 ・虐待とは何を指しますか?
 ・本法は虐待及び意図的放棄にどう対処していますか?
 ・介護提供者の介護水準を監視する責任は誰にありますか?
第15章 本法に関する事項について生ずる意見対立を解決するにはどうしたら一番よいですか?
 ・医療に対する苦情の申立はどのように行いますか?
 ・福祉サービスに対する苦情はどのように行いますか?
第16章 能力を欠く人の個人情報の入手にはどのような決まりがありますか?
 ・一般的にどの情報を見る権利がありますか?
 ・医療や福祉の情報はどのような場合に閲覧が許されますか?