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現代 消費者法 No.14 【特集】消費者契約法の実務と展望

発行 民事法研究会

2012年03月15日発行 B5判・160頁

ISBN:9784896287615

価格 : 税込2,200 円(税抜:2,000 円)

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【特集】検証 消費者契約法の実務と展望

本書の特色と狙い

消費者庁の設置や消費者法学会の設立等に向けた状況の下、新しいステージを迎えた消費者法を理論・実務の両面から分析・研究! 基礎理論から実践まで架橋する消費者法の専門誌!
わが国内の被害例・対応例はもとより、世界の消費者法の動向を的確にフォローし、消費者法制のさらなる改善や消費者主権の確立に向けた関係者必須の諸情報を発信!
 

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本書の主要内容

高望広論
 集団的消費者被害回復制度――悪質商法を繰り返させないために――
 早稲田大学教授 淡路剛久
【特集】消費者契約法の実務と展望
1 消費者契約法をめぐる裁判例の動向
  静岡大学准教授 宮下修一
2 消費者契約法による被害救済の実務
 (1)消費者契約法4条(誤認・困惑類型)関連事件の主張立証のポイント
    弁護士 上田純
 (2)不当条項規制をめぐる訴訟――主張立証にあたっての視点――
    弁護士 吉野晶
 (3)事案からみる消費者契約法による被害救済の実際――美容整形医療の事件を題材として――
    司法書士 小楠展央
3 消費者契約法5条の展開――契約締結過程における第三者の容態の帰責――
  京都大学教授 佐久間毅
4 消費者団体訴訟の検証と今後の課題
  弁護士 長野浩三
5 消費者契約法の展望と課題
  東京大学教授 河上正二
コラム
 消費生活相談現場における消費者契約法の活用策と課題
 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事 唯根妙子
論説・解説
・貴金属等の訪問買取被害の実情と被害防止等に向けた対策のあり方―「貴金属等の訪問買取りに関する研究会中間取りまとめ」
 東京経済大学教授・弁護士 村千鶴子
判例研究
◇施工者等が建物購入者に対し不法行為による瑕疵修補費用賠償責任を負う「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵」の意義(最判平23・7・21)
 早稲田大学教授 瀬川信久

◇不適切な広告についての広告代理店と出版社の民事責任(大阪地判平22・5・12)
 京都産業大学教授 高嶌英弘

◇預金債権の差押えに係る債権の特定(最決平23・9・20)
 一橋大学教授 山本和彦
 
連載
 《最新判例情報》
  東海大学専任講師 谷江陽介

 《消費者法情報》
  愛知大学助教 上杉めぐみ

 《世界の消費者法》
  独立行政法人国際協力機構 高橋義明

 《Q&A消費者被害救済の法律と実務[13]》
  不動産サブリースの問題点
  弁護士 三浦直樹

 《実務現場報告14》
  多重債務被害救済の現場と法改正に向けた取組み
  監修 司法書士 小澤吉徳
  執筆 司法書士 浅田奈津子

 《事件に学ぶ消費者法》
  預貯金過誤払い事件
  弁護士 喜多英博

 《消費者相談の風景》
  消費生活相談窓口から「悪質商法」情報発信へのプロセス―「貴金属買取り」を例に―
  (社)全国消費生活相談員協会 消費生活相談員 木全恭代

 《東奔西走〜消費者被害救済に取り組む団体報告〜》
  国民生活センター/日本弁護士連合会/日本司法書士会連合会/消費者機構日本/消費者支援機構関西/全国消費生活相談員協会/京都消費者契約ネットワーク/消費者ネット広島/ひょうご消費者ネット/埼玉消費者被害をなくす会/消費者支援ネット北海道/あいち消費者被害防止ネットワーク

 【清水誠先生追悼】
  人間の尊厳の回復をめざす市民法論・消費者法論
  日本福祉大学教授 近藤充代