【特集】プロセスとしての司法修習
編集委員
市川正人(立命館大学法科大学院教授)
大貫裕之(中央大学法科大学院教授)
笠井治(首都大学東京法科大学院教授・弁護士)
亀井尚也(関西学院大学法科大学院教授・弁護士)
後藤昭(一橋大学法科大学院教授)
佐久間修(大阪大学法科大学院教授)
洲崎博史(京都大学法科大学院教授)
竹内淳(大宮法科大学院教授・弁護士)
塚原英治(早稲田大学法科大学院教授・弁護士)
山野目章夫(早稲田大学法科大学院教授)
山本和彦(一橋大学法科大学院)
本書の主要内容
司法八法
法科大学院は今
東京大学名誉教授・愛知大学名誉教授 新堂幸司
【特集】プロセスとしての司法修習
1 新たな法曹養成における司法修習とその課題
弁護士 宮川光治
2 司法修習における民裁教育の現状
司法研修所民事裁判教官 田村幸一
3 〈座談会〉法科大学院修了生のみた司法修習と法科大学院教育の意義
関西学院大学大学院司法研究科教授・弁護士(司会) 亀井尚也
新第60期司法修習生・中央大学大学院法務研究科修了生 角田勝政
新第60期司法修習生・京都大学大学院法学研究科修了生 田端公美
新第60期司法修習生・一橋大学大学院法学研究科修了生 浦田悠一
〈INTERVIEW〉法科大学院REPORT
・東北大学
東北大学法科大学院長 坂田宏教授
東北大学大学院法学研究科(前法科大学院長) 吉原和志教授 にきく
・同志社大学
同志社大学大学院司法研究科長 佐藤嘉彦教授
同志社大学大学院司法研究科 占部裕典教授
同志社大学大学院司法研究科 十河太朗教授 にきく
法科大学院における授業方法の研究
<公法演習>
公法、特に憲法の事案解決能力をどう涵養するか
前新潟大学大学院実務法学研究科教授・東洋大学法科大学院教授 根森健
<商法>
旺盛な勉学意欲をいかに実り多いものとしうるか
一橋大学大学院法学研究科教授 野田博
<刑事訴訟法>
要件・効果を軸とした知識の体系化と事案分析能力で「使える刑訴法」の習得を
関西学院大学大学院司法研究科教授・弁護士 財前昌和
<知的財産法>
限られた時間の中で知的財産法の理論と実務の架橋という教育目標をいかにして達成するか
甲南大学大学院法学研究科教授・弁護士 大瀬戸豪志
甲南大学大学院法学研究科教授・弁護士・弁理士 岩坪哲
指導教員と学生が共同研究する“実践 応用演習”
<憲法総合>
ミニマムの最大化――判例・学説における“共通了解”の摘出とその応用展開――
慶應義塾大学大学院法務研究科教授 駒村圭吾
<民法総合>
各当事者の主張をいかに組み立て争点をいかに整理し、紛争につきいかに的確に判断を下すかを学び、かつそれを通して法形成を模索する
前慶應義塾大学大学院法務研究科教授・弁護士 加々美光子
前慶應義塾大学大学院法務研究科教授・弁護士 栗林美保
慶應義塾大学大学院法務研究科教授 片山直也
<刑法>
長文から法的に重要な事実を選別し妥当な結論へと導く実践的演習
愛知大学大学院法務研究科教授 岩間康夫
<法曹倫理>
弁護士を規律する規範の内容、根拠を理解し、弁護士の役割からあるべき弁護士像を考える
大宮法科大学院大学法務研究科教授・弁護士 柏木俊彦
法科大学院情報INDEX
・法科大学院協会〔協会の活動記録と今後の予定〕
・日弁連法科大学院センター・法曹養成対策室〔シンポジウム「法科大学院で刑事手続をどう教えるか」開催ほか〕
・法務省〔平成19年司法試験(新司法試験)の受験予定者について〕
・文部科学省〔平成18年度修了認定状況等について〕
・日弁連法務研究財団〔法科大学院認証評価シンポジウムの報告〕
PERSON・法律家
私のOJT
弁護士 鬼追明夫
海外ロースクール体験講座
ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール――法学教育アドホックセミナーの実施で――カナダ
早稲田大学大学院法務研究科教授 宮川成雄
学生に紹介したいこの一冊
紛争解決への法律家のかかわり方を考える
廣田尚久著『紛争解決学〔新版増補〕』
法政大学大学院法務研究科教授・弁護士 中村芳彦
法科大学院生はいま!
「点」をめざして「線」を行く
琉球大学大学院法務研究科(2年) 鎌田晋
オンレコ・オフレコ ロースクール光と影
「腹6分目」の未修者
司法制度改革・最前線
裁判員制度の円滑な実施に向けて(2)
内閣官房内閣審議官・司法制度改革推進室長 小林昭彦
一言多言
ダブル・ロースクール
ロースクール雑記帳
良い授業とは何か
千葉大学大学院専門法務研究科教授 小賀野晶一