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民法(債権法)改正後の建築瑕疵責任論─欠陥住宅被害救済の視点から─

松本克美 著

2023年05月16日発行 A5判・160頁

ISBN:9784865564839

価格 : 税込2,420 円(税抜:2,200 円)

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欠陥住宅被害救済に向けてあるべき解釈を提示!

本書の特色と狙い

改正民法により建築瑕疵をめぐる瑕疵担保責任が契約内容不適合責任に変わったことによって、建物の瑕疵(欠陥)に関する売主、建築請負人の法的責任の解釈論にどのような影響を与えるのか、従来の判例・学説は改正民法施行後、どのように継承ないし修正されるべきなのかを、欠陥住宅被害の救済の視点から、第一人者の研究者が徹底解説!
第1章では改正民法の概要を紹介、第2章では従来の瑕疵担保責任から契約内容不適合責任となって何が変わったのかを検討、第3章では建築瑕疵責任に付随する問題、他の制度との関係、経過規定などを検討しており、消費者被害救済に不可欠な1冊!
末尾には、建築瑕疵責任とかかわる民法の条文に関する改正前と改正後の対照表も掲載し至便!
 

編集担当者から一言

本書は「建築瑕疵責任論」とタイトルにありますが、欠陥住宅被害救済に向けたあるべき解釈論をQ&A方式で解説した実務書です。「建築瑕疵と不法行為責任」など付随する問題も解説しています。
 
  • 目次
  • 立ち読み
 

本書の主要内容

第1章 改正民法の概要
 1 明治民法典の成立とこれまでの改正
 2 2017年民法改正
第2章 改正民法における建築瑕疵責任
 1 建築瑕疵責任にかかわる改正民法の概要
 2 瑕疵と契約内容不適合
 3 契約内容不適合の損害賠償責任
 4 契約内容不適合と解除
 5 契約内容不適合責任の権利行使期間
 6 不動産賃貸借契約と契約内容不適合責任
第3章 契約内容不適合責任に付随する問題・他制度との関係
 1 契約内容不適合と同時履行の抗弁権
 2 契約内容不適合の損害賠償債務と相殺
 3 居住利益の控除の是非
 4 危険負担と改正民法
 5 契約内容不適合と錯誤
 6 建築瑕疵責任と定型約款
 7 建築瑕疵と不法行為責任
 8 経過規定