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家族の監督義務・監護義務違反をめぐる判例と実務─現代社会における家族の絆・柵の実情と法的責任─

升田 純 著
2023年07月23日発行(07月03日発売) A5判・509頁
ISBN:9784865565720
価格 : 税込5,940
円(税抜:5,400
円)
家族の一員が加害者となって事件・事故を起こした場合の判例・裁判例を分析!
本書の特色と狙い
事故・事件の加害者の家族が監督義務者・監護義務者等として法的責任を追及された 149件に及ぶ裁判例を分析・検証して、主張・立証の指針を示す好個の書!
家族間で相互に問題、不利益、負担をかけあうファミリーリスクの一つである家族の法的な責任をめぐる判例・裁判例を昭和から令和の各年代ごとに事案の概要と判旨を紹介するとともに、判決の実務上の意義を提示!
暴行、いじめ、強姦、性的嫌がらせ、原付自転車の運転、自動車の運転、失火・放火、キャッチボール、ナイフ・包丁、空気銃・エアーガンなど子による加害行為のほか、線路への立入りによる高齢の親の加害行為に対する家族の責任をめぐる判例も掲載!
家族像が大きく変容する現代社会における家族の不法行為等による紛争の予防や解決に取り組む法律実務家にとって至便!
編集担当者から一言
主に子である加害者自身の責任と、主に親である監督義務者等の責任は、事故・事件の態様や加害者の年齢、親子の関係性等に応じて判断されているようです。事件の予測可能性を高める一冊です。
本書の主要内容
第1章 現代社会における家族像とリスクの概況
第2章 家族の責任をめぐる裁判例──昭和20年代〜昭和30年代
第3章 家族の責任をめぐる裁判例──昭和40年代
第4章 家族の責任をめぐる裁判例──昭和50年代
第5章 家族の責任をめぐる裁判例──昭和60年代
第6章 家族の責任をめぐる裁判例──平成一桁年代
第7章 家族の責任をめぐる裁判例──平成10年代
第8章 家族の責任をめぐる裁判例──平成20年代
第9章 家族の責任をめぐる裁判例──平成30年代
第10章 家族の責任をめぐる裁判例──令和一桁年代