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日本の司法書士―昭和53年司法書士法改正の歴史的検証と司法書士制度21世紀への羅針盤
昭和53年司法書士法改正を考える会 編
1999年06月14日発行 Ａ５判上製布クロス貼・653頁
ISBN：9784896280395
価格 : 税込5,238
円（税抜：4,762
円）
司法書士が真の法律実務家たりうるために！
本書の特色と狙い
官の従属的制度から解放され、法律実務家としての地位を揺るぎないものとした昭和53年改正法のもつ意義を徹底的に検証しつつ、制度の21世紀を展望する！
改正法に至る経緯の歴史的検証を通して、改正法にかかわった先達の血と汗と辛苦の闘いの記録を、壮大な叙事詩としていま明らかにする！
「昭和53年改正法を真に実践してきたか？」との視点から現下の司法書士制度の問題点を浮き彫りにしつつ、21世紀へ司法書士制度発展のための諸課題を解明する！
個人の司法書士にとって「改正法とは何だったのか！」とのテーマで、法改正へ直接・間接にかかわった多くの方々の自己点検を通して、21世紀へ向けていかにして新たな自画像を創り上げるかを提言する！
21世紀を目前にして、司法制度が大きな変革の荒波にさらされている今、本書はまさに司法書士制度のあるべき方向を示唆するかけがえのない座右の書である！
本書の主要内容
はしがき 本間新
第１章 昭和53年法改正の意義と展望
一 昭和53年改正法は司法書士制度にどのような影響を与えたか─―施行20周年の検証――
司法書士 俣野幸太郎
二 〔座談会〕 昭和53年法改正にいたる青年群像の軌跡
出席者（盛岡登良夫・小林君夫・藤本正敏・高橋一夫・上野義治・山内鉄夫）
※改正法への胎動から成立までの歴史的経緯と人物群を含めた検証
第２章 現代の司法書士とその業務
一 司法書士が担う登記業務とは何か――その歴史的考証を通して――
司法書士 田代季男
二 憲法からみた昭和53年改正法の意義
名古屋市立大学 森正
三 埼玉訴訟を通してみた諸問題――弁護士との協働のあり方を含めて――
弁護士 山本正士
四 司法書士は改正法を実践してきたか――改正法を受けとめた認可時代人の告白――
司法書士 大崎晴由
五 司法書士のリーガルマインドとは何か
司法書士 加藤俊明
六 弁護士過疎地域における司法書士の役割
司法書士 狩川清則
第３章 〔座談会〕21世紀への羅針盤をめざして――昭和53年改正法をどう実践すべきか――
出席者（江藤价泰・松永六郎・田代季男・相馬計二・稲村厚・大崎晴由（司会））
※改正法成立後の司法書士の現状を分析し、現下の問題点とともに制度の未来を展望
第４章 ポスト改正法下の新しい自画像を模索して――施行後20年間の司法書士制度私史――
※改正法成立後の20年間を一人の司法書士の目を通してみた軌跡
第５章 改正法とともに生きた司法書士群像
・司法書士報酬雑考（磯野敏雄）
・司法書士は真に街の法律家か（上野義治）
・私と昭和53年法改正（落合直通）
・昭和53年改正法と我が青春（柿崎進）
・昭和39年のいわゆる補正通達の意図するもの（河西勇）
・司法書士倫理（加納賢治）
・輝け！ 改正司法書士法（國井清文）
・21世紀へ夢を紡ぐ（久間清滋）
・簡裁代理権の今昔（渋谷幹男）
・昭和53年法改正を彩る人間模様（相馬計二）
・私と昭和53年法改正（田代季男）
・熱海大会のひとこま（田代亮一）
・司法書士法改正の代議員質疑をめぐって（原昭彦）
・審査請求の代理権は機能しているか（深見静弥）
・昭和53年法改正後について思うこと（藤井哲）
・なぜ描けない21世紀の夢（藤原雅夫）
・自分史としての法改正前後（古田義幸）
・司法書士法改正の回顧と展望（松永六郎）
・今こそ活かせ！ 昭和53年改正法（満井紀勝）
・司法書士が真に法律家であるために何をすべきか（村川浩二）
・昭和53年改正法産みの苦しみと今後の課題（村瀬��一）
・昭和53年法実現の階梯（萬實）
（五十音順）
・資料 昭和53年改正司法書士法関係参考文献目録
・編集後記 大崎晴由
