〈対談〉職務発明の現代的位置づけ
本書の特色と狙い
知的財産権・科学技術・情報と法を結ぶわが国唯一の専門情報誌!
知財専門部の最新判例紹介、最高裁調査官の解説による重要判例解説、関係官庁の最新動向を発信する行政情報など、弁護士・弁理士などの法律実務家、企業の特許・法務部関係者、研究者、行政関係者にとって情報の宝庫!
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本書の主要内容
高論高見
法律家は何をなしうるか
早稲田大学教授 鎌田薫
論説/解説
<対談>職務発明の現代的位置づけ―特許法35条改正の動きをめぐって―
東京大学教授 中山信弘
早稲田大学教授 相澤英孝
・知的財産権法と独占禁止法
白鴎大学教授・弁護士 川越憲治
・無効理由を有することが明らかな特許に基づく特許権の行使と権利の濫用―最高裁「キルビー特許判決」の射程―
立命館大学教授 大瀬戸豪志
・共同研究・開発における秘密保持
(株)そーせい代表取締役副社長 中島憲三
・わが国におけるドメイン名紛争の実情
弁護士 横山経通
・「ヒトES細胞の樹立及び使用に関する指針」について―ヒトES細胞をめぐる倫理問題への取組み―
文部科学省研究振興局生命倫理・安全対策室長 菱山豊
〔判例研究〕
著作権確認等請求事件の国際裁判管轄―円谷プロ事件最高裁判決(最二小判平13・6・8)―
立命館大学助教授 樋爪誠
重要判例解説
・「植物の新品種を育種し増殖する方法」に係る発明の育種過程における反復可能性(最三小判平12・2・29)
最高裁判所調査官 高部眞規子
・ 1 メモリーカードの使用がゲームソフトの著作者の有する同一性保持権を侵害するとされた事例 2 専らゲームソフトの改変のみを目的とするメモリーカードを輸入、販売し、他人の使用を意図して流通に置いた者の不法行為責任(最三小判平13・2・13)
最高裁判所調査官 高部眞規子
最新判例紹介
・最高裁判所 1件(最二小判平13・7・6)
・高等裁判所 13件(大阪高判平13・7・12〜東京高判平13・11・27)
・地方裁判所 14件(大阪地判平13・7・12〜東京地判平13・9・28)
現代社会における情報をめぐる裁判例【2】
聖心女子大学教授・弁護士 升田純
【行政情報】
・法務省 ヘーグ国際私法会議における裁判管轄・外国判決条約作成作業について
・経済産業省 「産業競争力と知的財産を考える研究会」の発足について
・厚生労働省 生殖補助医療のあり方に関する検討
・農林水産省 農林水産省の試験研究機関の独立行政法人化と知的所有権保護の取組みについて
・特許庁 「産業構造審議会知的財産政策部会法制小委員会報告書」および「弁理士への特許権等の侵害訴訟代理権の付与について」
・文化庁 「著作権戦略」の構築に向け全省庁に要望提出を要請―「産業戦略」のための「望ましい著作権制度」の検討・要望が待たれる―
<総合科学技術会議報告>
第1回産学官連携サミット開催/内閣府
法律実務のための知的財産法講義【2】
知的財産権侵害訴訟における計画審理
日弁連知的所有権委員会副委員長・弁護士 小松陽一郎
外国判例・文献紹介
ヨーロッパにおける商標製品の並行輸入に関する判例その後―英国および欧州裁判所における裁判例を中心として―
弁護士 林康司
弁護士 片山英二
インタビュー「わが社の知財管理」〔第2回〕
武田薬品工業株式会社取締役・知的財産部長 秋元浩
インタビュー「知財管理戦略と弁護士事務所」〔第2回〕
長島・大野・常松法律事務所 弁護士 大武和夫・弁護士 小林俊夫
医薬品法務・バイオ法務最先端
医薬品申請データの保護
三共株式会社法務部課長 飯田信次
知的財産権アラカルト
日本人に必要なのは「契約」システムの理解だ
(株)TCL研究所代表 石田佳治
特許侵害訴訟の論点・争点【2】
裁判所は無効の審理をすることができるか
弁護士 村林隆一
研究室ノート
知的財産権紛争と裁判制度
一橋大学大学院教授 土肥一史