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エピソードで学ぶ成年後見人―身上監護の実際と後見活動の視点―
池田惠利子 公益社団法人あい権利擁護支援ネット 編
2010年10月05日発行 A5判・180頁
ISBN:9784896286403
価格 : 税込1,540
円(税抜:1,400
円)
市民後見関連
後見人すべての方にほんとうの身上監護を知ってもらいたい!
本書の特色と狙い
いま後見人として本人支援を行っている方々のために、この制度誕生から深くかかわってきた著者が、後見人の本当の姿を問う注目の書 ! 特に、市民後見人には読んでほしい!
後見人が戸惑い、悩みつつ、決断していかなければならないさまざまな課題について、12のストーリーと41のエピソードでわかりやすく解説!
在宅支援の方法、施設入所の判断、身元引受人、予防接種・手術等の医療行為への同意、家族会とのかかわり、自宅の処分、死後の事務など、後見人が直面した問題にどう対応したかが具体的に例示されており、その対応例と解説を読み進めることで後見活動の正しい視点と倫理を身に付けることができる!
後見人としての基本姿勢をどのようにすれば貫くことができるのか、成年後見制度への正確な理解と具体的な実務の場面での対応方法を解説! 実務対応に役立つコラム付き!
本書の主要内容
第1章 後見人としての基本姿勢
1 後見人は「本人」の支援者です
2 後見人は、本人の生涯を支える人生の伴走者です
第2章 後見人のしごと
ストーリー1 一人暮らしをしていた認知症高齢者のAさんがグループホームを利用するまで
ストーリー2 精神科病院に入院していたCさんが有料老人ホームに入所するまで
ストーリー3 一人暮らしをしている認知症高齢者Eさんの在宅生活を支援する〜サービス利用を中心に〜
ストーリー4 認知症高齢者Gさんが特別養護老人ホームで快適に暮らすために果たした成年後見人の役割
ストーリー5 障がい者施設で長年暮らすIさんの生活を支援する
ストーリー6 父母を亡くした知的障がい者のKさんを支える
ストーリー7 高齢者施設に入所したMさんの不要となった自宅を処分することなるまで
ストーリー8 Oさん夫婦おのおのに第三者の成年被後見人・保佐人が選任されて
ストーリー9 Qさんの家族後見人から引き継ぐ
ストーリー10 夫の死後の事務を妻のSさんと成年後見人が行う
ストーリー11 Vさんの入退院の手続と、医療への同意
ストーリー12 病院で最期を迎え、死後も成年後見人によって支えられた身寄りのないXさん
第3章 後見活動の視点 基本姿勢を貫き実現するために
1 本人の「最善の利益」とは何かを探り実現する
2 他者の支配や権利侵害に注意をむける
3 後見人の限界を認識し、独断に陥らずネットワークの中で活動する
あとがき 特に市民後見人の方々に期待して