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先物取引被害と過失相殺―過失相殺の抑制に向けた理論と実務―
内橋一郎・大植伸・加藤進一郎・土居由佳・平田元秀 著
2006年10月25日発行 A5判・366頁
ISBN:9784896283464
価格 : 税込3,740
円(税抜:3,400
円)
安易・高率な過失相殺を抑制するための理論と実務を詳解!
本書の特色と狙い
先物取引被害救済に取り組む弁護士が、先物取引被害事件において容易・高率な過失相殺がなされる現状に対し、一般的な過失相殺の理論や判例の動向を踏まえ、先物取引被害事案における過失相殺の抑制に向けた理論の構築と実践での活用方法を示した注目の書!
先物取引被害を足がかりに、金融商品取引被害・消費者被害全般における過失相殺の抑制に向けた視点を提供! 過失相殺を是認する論に対する具体的な反論方法を明示!
委託者が取引を先物業者に一任せざるを得ないという委託の構造を明らかにし、実質的一任売買の状況に置ける信任義務を導き出すことで、過失相殺抑制の実現を図る!
委託者心理に着目し、勧誘時・取引時等における委託者の心理状態を解説しているほか、先物業者の勧誘手法を心理学的に検討し、新しい視点からの過失相殺抑制をめざす!
先物取引被害救済に取り組む弁護士はもちろん、裁判所関係者、研究者等必読!
本書の主要内容
第1章 商品先物取引の実態と被害実態
第2章 消費者取引被害における過失相殺審査の視点
第3章 信認義務による過失相殺審査の視点
第4章 実質的一任売買に関する判例法理
第5章 判例で多用される過失相殺理由に対する反論
第6章 過失相殺の規制に向けた心理学的検討
参考資料 先物取引被害判例一覧